参考株価と時価総額
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 前提 | 2026-09-19 時点の参考株価。提出日現在の発行済株式総数で算出 |
| 株価 | 2,058円 |
| 発行済株式総数 | 30,371,908株 |
| 時価総額 | 625.1億円 |
売上は横ばい、利益は5割増。なのに現金は半分 ―― 中部飼料2026年3月期を読む
提出日:2026-06-22 / 会計期:2026年3月期
| 項目 | 前期 | 当期 | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 2,098.37億円 | 2,118.14億円 | +0.9% |
| 営業利益 | 42.81億円 | 65.84億円 | +53.8% |
| フリーCF | 81.62億円 | 35.61億円 | ▲56.4% |
ようか | 驚き
売上ほとんど同じなのに、営業利益が5割増し!?
エサがめっちゃ高く売れたの!?
やよい | あきれ顔
喜ぶのはよいが、いちばん下の行も見てみるのじゃ。
ようか | キョトン
……フリーCFは半分以下?
利益は増えたのに?
やよい | 自信あり
うむ。
利益と現金が、逆向きに動いておる。
ようか | 驚き
なんでそんなことになるの!?
やよい | 説明
エサの会社ならではの事情があってのぅ。
順に見ていくぞ。
目次
- 会社概要: 鶏・豚・牛・魚のエサをつくる会社
- 収益構造: 工場と研究に投資して飼料で稼ぐ姿勢
- 前期からの変化: 売上横ばいで大幅増益!?
- 当期の注目ポイント: 粗利率の上昇と還元の拡大
- 5年推移の財務諸表まとめ: 減益から最高益への5年
- 指標まとめ: 稼ぐ力と還元の現在地
- 補足: データの読み方と注意点
1. 会社概要: 鶏・豚・牛・魚のエサをつくる会社
ようか | 笑顔
中部飼料かぁ。
中部地方で動物のエサを売ってる会社だっけー?
やよい姉! 解説よろしく!!
やよい | あきれ顔
半分当たりじゃが、中部だけではないぞ。
北海道から鹿児島まで7つの工場を持つ、配合飼料のメーカーじゃ。
ようか | キョトン
配合飼料?
エサにも種類があるの?
やよい | 説明
トウモロコシなどの穀物を何種類も混ぜて、鶏・豚・牛・魚の育ち方に合わせて作るエサのことじゃ。
それを畜産農家や養殖業者に届けて稼いでおる。
1949年に愛知県半田市で創業した、独立系の飼料メーカーじゃな。
ゆり | 無表情
まとめたのです。
| 区分 | 内容 |
|---|---|
| 主力商品 | 飼料セグメント。鶏・豚・牛用の畜産飼料と、魚用の水産飼料の製造販売。会社は飼料事業が売上高の90%以上と記載 |
| その他商品 | その他セグメント。特殊卵「ごまたまご」などの畜水産物の販売、配合肥料の製造販売、畜糞発酵処理機などの畜産用機器、保険代理業、不動産賃貸 |
| 収益形態 | 取引先へ飼料をくり返し販売する形が中心。販売価格は穀物相場・為替・海上運賃による原料コストの影響を受ける |
| 開示区分 | 日本基準の連結。当社・子会社6社・関連会社2社で構成し、区分は飼料セグメントとその他セグメント |
| 生産拠点 | 北海道・釧路・八戸・鹿島・知多・水島・志布志の7飼料工場。肥料は武豊工場・神栖工場 |
| 主な提携先 | 日本ハムと資本業務提携。みらい飼料(議決権49%)は持分法適用関連会社 |
ようか | 驚き
ごまたまご!?
ゴマを食べたニワトリの卵ってこと!?
やよい | 微笑み
セサミンを含んだ特殊な卵じゃ。
ただ、稼ぎの中心はあくまでエサのほうじゃぞ。
ゆり | 無表情
当期の後にも動きがあったのです。
横浜流通倉庫の土地と建物を、2026年4月30日付で譲渡しています。
不動産賃貸をしていた拠点なのです。
2. 収益構造: 工場と研究に投資して飼料で稼ぐ姿勢
ゆり | 無表情
会社は、どうやって稼ぐ力を上げるつもりなのでしょう?
やよい | 自信あり
うむ、よい問いじゃ。
会社は中期経営計画で、稼ぐ力を上げながら規模も広げると書いておる。
もうひとつ、資本コストを意識した経営も掲げておるな。
ようか | 泣きつく
資本コスト……全然わからん!
やよい | 説明
株主や銀行から集めたお金に、どれだけの儲けで応える必要があるか、という目安じゃ。
それを上回る利益を出せているかを気にしながら経営する、ということじゃな。
ゆり | 無表情
原料についても有報に記載があるのです。
配合飼料の原料は 90% 以上を輸入に頼っています。
穀物相場、為替、海上運賃で原料コストが大きく動くと書かれているのです。
ようか | 驚き
海の向こうの値段で決まっちゃうんだ!
やよい | 説明
そうじゃ。
だから売上は、売れた量よりも値段で大きく動きやすい。
値上がりした分を売値にうまく乗せられるかどうかが、利益を左右するのじゃ。
ゆり | 無表情
設備投資の金額も並べてみたのです。
| 項目(億円) | 2022/3期 | 2023/3期 | 2024/3期 | 2025/3期 | 2026/3期 |
|---|---|---|---|---|---|
| 設備投資額 | 29.52 | 34.37 | 40.98 | 41.67 | 44.66 |
| 減価償却費 | 30.73 | 30.21 | 29.35 | 29.71 | 30.32 |
ようか | キョトン
設備投資は毎年ちょっとずつ増えてるね。
でも減価償却費ってなに?
やよい | 説明
工場や機械の購入代金を、使う年数に分けて毎年の費用にしたものじゃ。
投資がこれを上回っておるのは、古くなった分を直すだけでなく、設備を増やしておるということじゃ。
ようか | キョトン
何を増やしてるの?
やよい | 説明
当期は大分試験場の魚のエサの研究設備に 5.35億円、
八戸工場の製造設備に 3.80億円 などを使っておる。
ゆり | 無表情
工場と研究に毎年お金をかけて、飼料で稼ぐ力を上げようとしている、ということですか?
やよい | 自信あり
うむ、そうじゃな。
志布志工場でも、出荷設備に 13.00億円、牛のエサの加工設備に 8.95億円 をかける計画がある。
こうした投資が利益の伸びにつながるかは、見ておきたいところじゃ。
3. 前期からの変化: 売上横ばいで大幅増益!?
売上・利益はどう動いた?
ようか | 笑顔
去年と比べて、売上と利益はどうだったの?
ニワトリがいっぱい食べてくれた!?
やよい | あきれ顔
ニワトリの食欲で決まるなら苦労はせん。
表を見るのじゃ。
| 項目 | 前期比較 | 前期 | 当期 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | ↑ | 2,098.37億円 | 2,118.14億円 |
| 売上総利益率 | ↑ | 8.86% | 10.28% |
| 販売費及び一般管理費 | ↑ | 143.09億円 | 151.81億円 |
| 営業利益 | ↑ | 42.81億円 | 65.84億円 |
| 営業利益率 | ↑ | 2.04% | 3.11% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | ↑ | 35.03億円 | 55.51億円 |
ようか | 驚き
冒頭でも出てたけど、売上はほとんど同じなのに営業利益がめっちゃ増えてる!!
ゆり | 無表情
営業利益の増加 23.03億円 を分けてみたのです。
| 要因 | 金額 | 中身 |
|---|---|---|
| 売上総利益の増加 | +31.74億円 | 185.91億円 → 217.65億円 |
| 販売費及び一般管理費の増加 | ▲8.72億円 | 143.09億円 → 151.81億円 |
| 合計 | +23.03億円 | 営業利益42.81億円 → 65.84億円。端数処理のため内訳の合計と0.01億円ずれる |
ようか | 泣きつく
売上総利益に販売費……全然わからん!
やよい | 説明
売上総利益は、売上から原料などの仕入れ代を引いた残りで、粗利とも言う。
販売費及び一般管理費は販管費とも呼んで、人件費や運賃など、売るためにかかる費用じゃ。
粗利から販管費を引いたものが営業利益じゃな。
ゆり | 無表情
売上高の増加は 19.77億円 だけなのです。
粗利の増加 31.74億円 のうち、約 30.0億円 は売上総利益率が上がった分です。
ようか | キョトン
売上が増えたからじゃなくて、率が上がったからってこと?
やよい | 説明
そういうことじゃ。
同じ売上でも、手元に残る割合が増えたのじゃ。
ようか | キョトン
なんで割合が増えたの?
やよい | 説明
原料が安くなったのか、売値を上げたのか。
その理由は、今回確認できた開示の範囲では見当たらぬ。
ゆり | 無表情
純利益は +58.5% で、営業利益より伸びているのです。
営業外と特別の損益を並べました。
| 項目 | 前期 | 当期 |
|---|---|---|
| 投資有価証券の売却益 | 3.63億円 | 5.16億円 |
| 持分法による投資利益 | 1.65億円 | 2.62億円 |
| 事業譲渡損 | 1.96億円 | - |
ようか | 泣きつく
持分法……また呪文が出てきた!
やよい | 微笑み
みらい飼料のような関連会社の利益を、持っている株の割合に応じて取り込んだものじゃ。
本業の外から入ってくる利益じゃな。
手元資金とネットキャッシュは?
ようか | 笑顔
じゃあ現金は?
利益がこんなに増えたし、ガッポリ増えてるよね!?
やよい | あきれ顔
そう単純ではないぞ。
これも表で見るのじゃ。
| 項目 | 前期比較 | 前期 | 当期 |
|---|---|---|---|
| 現金及び預金 | ↓ | 119.42億円 | 118.31億円 |
| 現金及び預金の対資産率 | ↓ | 11.76% | 10.86% |
| 有利子負債 | ↓ | 98.80億円 | 94.39億円 |
| ネットキャッシュ | ↑ | 20.62億円 | 23.92億円 |
| ネットキャッシュ比率(提出日終値ベース) | ↓ | 4.42% | 4.32% |
| 自己資本比率 | ↑ | 66.4% | 66.8% |
ようか | キョトン
あれ、現金はちょっと減ってる?
あとネットキャッシュってなに?
やよい | 説明
現金及び預金から、利息を払う借金、つまり有利子負債を引いた残りじゃ。
プラスなら、借金を全部返しても現金が残る。
当期は現金がほぼ横ばいで借金が減ったから、ネットキャッシュは少し増えたのじゃ。
ようか | キョトン
じゃあ、その下のネットキャッシュ比率は?
やよい | 説明
時価総額に対して、ネットキャッシュが何%あるかの割合じゃ。
この表では、各期の有報を出した日の終値で時価総額を計算しておる。
ようか | 泣きつく
自己資本比率も……全然わからん!
やよい | 説明
総資産のうち、返さなくてよいお金、つまり株主のお金でまかなっている割合じゃ。
高いほど、借金に頼らずに資産を持っておることになる。
ゆり | 無表情
表の現金及び預金の対資産率は、総資産に占める現金及び預金の割合なのです。
次に、現金が動いた流れを並べました。
| 区分 | 当期の金額 | 主な中身 |
|---|---|---|
| 営業CF | +71.93億円 | 本業で入ってきた現金 |
| 投資CF | ▲36.32億円 | 固定資産の取得による支出43.44億円が中心 |
| 財務CF | ▲36.70億円 | 配当金の支払い16.69億円、自己株式の取得15.00億円、長期借入金の返済24.37億円、長期借入れ+18.00億円など |
| 為替による差額 | ▲0.02億円 | |
| 現金の増減 | ▲1.11億円 |
ようか | キョトン
営業CFとか財務CFとか、CFってなに?
やよい | 説明
キャッシュ・フロー、つまり現金の出入りのことじゃ。
営業CFは本業で、投資CFは設備などへの投資で、財務CFは借入や配当で動いた現金じゃ。
財務CFのマイナスは、配当や自社株の取得、借入の返済で現金が出ていった分じゃ。
ようか | 驚き
自己株式の取得って、自分の会社の株を手に入れてるってこと!?
やよい | 説明
市場に出回っている自社の株を、会社が取得するのじゃ。
出回る株が減るから、1株あたりの取り分が増える。
配当と並ぶ、株主へのお返しの方法じゃな。
ゆり | 無表情
株主への還元を、前期と並べたのです。
| 項目 | 前期比較 | 前期 | 当期 |
|---|---|---|---|
| 1株当たり配当 | ↑ | 52円 | 65円 |
| 配当総額(決議ベース) | ↑ | 15.37億円 | 18.77億円 |
| 自己株式の取得 | ↑ | 0億円 | 14.99億円 |
| 配当総額と自己株式取得の合計 | ↑ | 15.37億円 | 33.76億円 |
ようか | 驚き
還元の合計が倍以上になってる!!
ゆり | 無表情
配当総額は決議した金額なのです。
財務CFの配当金の支払い 16.69億円 とは、支払う時期がずれるので一致しません。
会社は配当方針で、DOEを段階的に引き上げて 3% 以上を目指すと書いているのです。
ようか | 泣きつく
DOE……全然わからん!
やよい | 説明
純資産配当率といって、株主のお金である純資産に対して、1年でどれだけ配当を払ったかの割合じゃ。
その年の利益の上下に左右されにくいから、配当が安定しやすい目安とされておる。
ゆり | 無表情
配当総額を期末の自己資本で割ると、当期は 2.58% なのです。
会社の定義による数字ではなく、簡易的に計算した値です。
やよい | 自信あり
目標の3%には、まだ少し届いておらぬな。
会社は自己株式の取得も「機動的かつ積極的に」行うと書いておる。
フリーCFはどうなった?
ようか | 笑顔
じゃあフリーCFってやつは!?
冒頭で半分って言ってたやつ!
やよい | 自信あり
うむ、ここが今期の謎の本題じゃ。
表を見るのじゃ。
| 項目 | 前期比較 | 前期 | 当期 |
|---|---|---|---|
| 営業CF | ↓ | 119.92億円 | 71.93億円 |
| 投資CF | ↑ | ▲38.30億円 | ▲36.32億円 |
| フリーCF | ↓ | 81.62億円 | 35.61億円 |
| 財務CF | ↓ | 7.72億円 | ▲36.70億円 |
ようか | 驚き
投資CFはほとんど変わってない!
じゃあ減ったのは営業CFのほう!?
やよい | 説明
フリーCFは、営業CFから投資に使った現金を差し引いた残りじゃ。
減った 46.01億円 のほとんどは、営業CFの減少 47.99億円 のせいじゃな。
ゆり | 無表情
営業CFの減少 47.99億円 の内訳なのです。
| 要因(前年差) | 金額 | 中身 |
|---|---|---|
| 売上債権の増減 | ▲71.01億円 | 前期は69.38億円の減少(回収で現金が入る側)、当期は1.63億円の増加 |
| 棚卸資産の増減 | ▲38.70億円 | 前期は25.62億円の減少、当期は13.08億円の増加 |
| 仕入債務の増減 | +76.14億円 | 前期は67.09億円の減少(支払いで現金が出る側)、当期は9.05億円の増加 |
| その他の増減 | ▲32.51億円 | 前期は+30.01億円、当期は▲2.50億円 |
| 税金等調整前当期純利益 | +26.75億円 | 49.86億円 → 76.61億円 |
| 法人税等の支払額 | ▲2.56億円 | 13.89億円 → 16.45億円 |
| そのほかの調整 | ▲6.10億円 | 前期の事業譲渡損の足し戻しが無くなった分、投資有価証券売却益の控除など |
| 合計 | ▲47.99億円 | 営業CF 119.92億円 → 71.93億円 |
ようか | 泣きつく
売上債権とか棚卸資産とか仕入債務とか、呪文だらけ!
やよい | 説明
売上債権は、エサを渡したがまだもらっていない代金、つまりツケじゃ。
棚卸資産は在庫、仕入債務はこちらがまだ払っていない原料の代金じゃな。
ツケや在庫が減ると現金が入り、仕入債務が減ると現金が出ていく。
ようか | キョトン
じゃあ前期は、ツケと在庫が減って現金がいっぱい入ってたの?
ゆり | 無表情
前期は売上債権と棚卸資産の減少で、合わせて 95.00億円 が入ってきたのです。
仕入債務の減少 67.09億円 を差し引いても、3項目で +27.91億円 です。
当期はこの3項目の合計が ▲5.66億円 なのです。
ようか | 驚き
前期はプラスで、今年はマイナス!
やよい | 自信あり
わらわの見立てじゃが、前期に大きく入ったツケと在庫の回収が、当期は一巡したのが主な理由じゃろう。
利益が増えた 26.75億円 では、これを埋めきれなかったのじゃ。
ようか | キョトン
「その他」も大きく減ってるよ?
やよい | 説明
前期の「その他」30.01億円 の中身は開示が無く、そこまでは追い切れん。
ようか | キョトン
投資のほうは、何にお金を使ってるの?
ゆり | 無表情
投資CFの中身なのです。
| 項目 | 前期 | 当期 | 中身 |
|---|---|---|---|
| 固定資産の取得による支出 | ▲43.72億円 | ▲43.44億円 | 工場の製造設備や研究設備への投資 |
| 貸付けによる支出 | ▲6.61億円 | ▲10.29億円 | |
| 貸付金の回収による収入 | +8.78億円 | +10.53億円 | |
| 有価証券の売却による収入 | +4.68億円 | +6.02億円 | |
| その他 | ▲1.43億円 | +0.86億円 | 固定資産の売却、補助金の受取など |
| 投資CF | ▲38.30億円 | ▲36.32億円 |
やよい | 説明
設備への支出は、前期も当期も約 43億円 で、減価償却費の約 30億円 を上回っておる。
ようか | キョトン
それって、どういうこと?
やよい | 説明
わらわの見立てじゃが、飼料工場は、規模を広げるほど設備への投資も増える商売じゃろう。
少ない投資で現金を増やせる形ではないのじゃ。
ゆり | 無表情
当期のフリーCF 35.61億円 に対して、配当金の支払いと自己株式の取得は合わせて 31.69億円 なのです。
還元はフリーCFの範囲に収まった、ということですか?
やよい | 自信あり
うむ。当期はその範囲に収まっておる。
残りと借入の返済が差し引きされて、現金はほぼ横ばいになったのじゃ。
4. 当期の注目ポイント: 粗利率の上昇と還元の拡大
ようか | 泣きつく
ゆり姉ぇ~わたしにも分かるようにポイントまとめて~😢
ゆり | 微笑み
まとめてみました
▶ 売上高は +0.9%(2,118.14億円) とほぼ横ばいでしたが、営業利益は +53.8%(65.84億円) なのです。売上総利益率が 8.86% → 10.28% に上がり、粗利が 31.74億円 増えたのです。粗利率が上がった理由は、今回確認できた開示の範囲では説明が見当たらないのです。
▶ 営業利益率は 2.04% → 3.11%、純利益は +58.5%(55.51億円) なのです。
▶ 現金及び預金は ▲0.9%(119.42億円 → 118.31億円) でほぼ横ばいなのです。有利子負債が 4.41億円 減り、ネットキャッシュは 20.62億円 → 23.92億円 なのです。
▶ フリーCFは ▲56.4%(81.62億円 → 35.61億円) なのです。減少分はほぼ営業CFの減少 47.99億円 なのです。前期は売上債権・棚卸資産・仕入債務の3項目で正味 +27.91億円 入っていましたが、当期は ▲5.66億円 なのです。前期の回収が一巡したのが主な理由と思われるのです。
▶ 参考株価 2,058円 で計算したネットキャッシュ比率は 3.83% なのです。
▶ 1株配当は 52円 → 65円 に増え、自己株式 885,600株(14.99億円) も取得したのです。配当総額と合わせた還元額は 33.76億円 で、純利益の約 60.8% なのです。会社はDOE 3% 以上を目指していて、簡易計算の当期値は 2.58% なのです。
▶ 収益の中心は飼料を注文ごとに販売する形で、毎月決まって入るような契約型の収益は小さいと思われるのです。
5. 5年推移の財務諸表まとめ: 減益から最高益への5年
ようか | 笑顔
前期との違いは分かったけど、もっと長いスパンで見るとどうなんだ!?
やよい | 自信あり
うむ、まずは稼ぐ力から見ていこう。
| 項目 | 2022/3期 | 2023/3期 | 2024/3期 | 2025/3期 | 2026/3期 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 1934 | 2435 | 2342 | 2098 | 2118 |
| 当期純利益 | 32 | 8 | 33 | 35 | 56 |
| 営業利益 | 41 | 17 | 39 | 43 | 66 |
| 営業利益率 | 2.1% | 0.7% | 1.7% | 2.0% | 3.1% |
やよい | 説明
ようか、ここから何を見る?
ようか | 驚き
2023/3期は売上がいちばん多いのに、利益はいちばん少ない!
なんか逆じゃない!?
ゆり | 無表情
利益率と費用の中身を並べたのです。
| 項目 | 2022/3期 | 2023/3期 | 2024/3期 | 2025/3期 | 2026/3期 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上総利益率 | 7.1% | 5.4% | 7.1% | 8.9% | 10.3% |
| 販売費及び一般管理費(億円) | 95.6 | 114.9 | 128.1 | 143.1 | 151.8 |
| 特別損失(億円) | 1.1 | 10.5 | 0.5 | 2.0 | 1.2 |
やよい | 説明
2023/3期は、売上は多いのに粗利率が 5.4% まで下がっておる。
当時の有報は、エネルギー価格や飼料価格安定基金の負担金が高止まりすると見込んでおった。
ようか | キョトン
飼料価格安定基金?
やよい | 説明
エサの原料が値上がりしたとき、畜産農家に補てん金を払うための基金じゃ。
飼料メーカーも負担金を出しておって、原料が高い時期ほど負担が重くなりやすい。
ようか | 驚き
値上がりすると、メーカーも払う側なんだ!
やよい | 説明
わらわの見立てじゃが、原料高の分を売値に乗せて売上は増えたものの、
利益までは守り切れなかったのじゃろう。
ゆり | 無表情
2023/3期は特別損失に、貸倒引当金繰入額 10.40億円 があったのです。
対象の債権や理由は、確認できた開示には書かれていないのです。
ようか | 泣きつく
かしだおれ……ひきあて……?
やよい | 説明
取引先から代金を払ってもらえないおそれに備えて、先に費用にしておくものじゃ。
粗利が減ったうえに販管費も 19.30億円 増えて、営業利益は 24.68億円 減った。
そこへこの特別損失が重なって、純利益は 8.27億円 まで落ちたのじゃ。
ゆり | 無表情
2025/3期は売上高が 243.90億円 減っているのです。
2024年1月に、みらい飼料の株式の一部を譲渡して、グループの売上に含めない会社に変えています。
グループ全体と中部飼料単体の売上の差は、2025/3期に約 121億円 縮んでいるのです。
やよい | 説明
わらわの見立てでは、みらい飼料の売上がグループに入らなくなった影響じゃろう。
ただ、この差にはグループ内の取引の影響も混ざるし、残りの減収の理由までは開示から読み切れん。
ようか | 笑顔
でもそこから、粗利率はずっと上がってるね!
やよい | 自信あり
2024/3期から3期続けて粗利が増えて、販管費の増加を上回ってきた。
その結果が、当期の5期で最も高い営業利益じゃ。
ようか | 笑顔
じゃあ次は、お金の流れ!?
やよい | 自信あり
うむ、キャッシュの流れを追っていくぞ。
| 項目 | 2022/3期 | 2023/3期 | 2024/3期 | 2025/3期 | 2026/3期 |
|---|---|---|---|---|---|
| 現金及び預金 | 47.5 | 19.6 | 30.1 | 119.4 | 118.3 |
| 現金及び預金の対資産率 | 5.4% | 2.0% | 2.9% | 11.8% | 10.9% |
| ネットキャッシュ | 6.3 | ▲104.1 | ▲46.2 | 20.6 | 23.9 |
| ネットキャッシュ比率 | 2.0% | ▲32.1% | ▲9.3% | 4.4% | 4.3% |
| フリーCF | ▲20.0 | ▲100.4 | 58.0 | 81.6 | 35.6 |
ゆり | 無表情
2023/3期に、ネットキャッシュが ▲104.1億円 まで減っているのです。
借入を増やしたせいで減った、ということですか?
やよい | 説明
そういう理解の仕方もあるが、本質的には営業CFがマイナスだったからじゃ。
借入は、その穴を埋めるために増やしたのじゃよ。
ようか | キョトン
利益は出てたのに、なんで本業の現金がマイナスなの?
ゆり | 無表情
2022/3期と2023/3期の、営業CFと借入の主な動きなのです。
| 項目(億円) | 2022/3期 | 2023/3期 |
|---|---|---|
| 売上債権の増減 | ▲61.15 | ▲94.03 |
| 棚卸資産の増減 | ▲36.96 | ▲40.95 |
| 営業CF | ▲24.66 | ▲64.78 |
| 短期借入金の純増減 | ▲5.22 | +52.56 |
| 長期借入れによる収入 | +2.00 | +52.00 |
やよい | 説明
わらわの見立てじゃが、原料高でエサの値段が上がり、ツケと在庫の金額が膨らんだのじゃ。
売上が増えても、代金が入ってくるのは後になる。
その間の現金を、借入でつないだ形じゃな。
ようか | 驚き
でも2024/3期からは、フリーCFがプラスに戻ってる!
ゆり | 無表情
2024/3期は仕入債務の増加 78.79億円 と棚卸資産の減少 25.74億円 が、営業CFを押し上げたのです。
ただ、この年も売上債権は 58.55億円 増えています。
2025/3期は売上債権の減少 69.38億円 と棚卸資産の減少 25.62億円 なのです。
やよい | 自信あり
2024/3期は、原料代の支払いが後にずれた分と、在庫が減った分で現金が入ったのじゃ。
2025/3期になって、ようやくたまっていたツケと在庫が現金に戻ってきた。
ようか | 驚き
利益と現金って、けっこう別々に動くんだ!
やよい | 微笑み
うむ。原料の相場しだいで、現金の出入りが大きく振れる会社じゃな。
冒頭の「利益は増えたのに現金は半分」も、この続きじゃ。
ゆり | 無表情
1株配当は、5期で 32円 → 65円 に増えたのです。
還元の5期合計も並べました。
| 項目 | 5期合計 |
|---|---|
| フリーCF | 54.88億円 |
| 配当の支払い | 60.01億円 |
| 自己株式の取得 | 20.08億円 |
| 還元の合計 | 80.09億円 |
ようか | 驚き
稼いだ現金より、多く返してる!?
やよい | 説明
そうじゃ。
わらわの見立てじゃが、足りない分は借入でまかなった形じゃな。
有利子負債は5期で 41.18億円 → 94.39億円 に増えておる。
ゆり | 無表情
それでも当期の自己資本比率は 66.8% なのです。
借入を増やしても、まだ財務に余裕がある、ということですか?
やよい | 自信あり
うむ。純資産が厚いから、この程度の借入なら重荷にはなっておらぬ。
ようか | キョトン
じゃあ安心?
やよい | 説明
ただ、ネットキャッシュのプラス幅は小さい。
還元と設備投資の両立は、今後の営業CFしだいじゃ。
ゆり | 微笑み
さらに詳しく知りたい人向けに、財務諸表をまとめました。
必要な方は以下を開いてください。
▼ 財務諸表を見る
ゆり
詳細に知りたい人向けに、財務諸表まとめたのです。
▼ BS(貸借対照表)
| 項目 | 2022/3期 | 2023/3期 | 2024/3期 | 2025/3期 | 2026/3期 |
|---|---|---|---|---|---|
| 現金及び預金 | 47.5 | 19.6 | 30.1 | 119.4 | 118.3 |
| 流動資産 | 575.8 | 666.1 | 695.5 | 661.6 | 679.8 |
| 有形固定資産 | 241.4 | 246.0 | 247.0 | 257.6 | 271.9 |
| 総資産 | 880.1 | 976.0 | 1,038.2 | 1,015.8 | 1,089.4 |
| 流動負債 | 215.2 | 289.1 | 296.7 | 233.6 | 250.1 |
| 固定負債 | 43.3 | 72.8 | 85.0 | 107.0 | 111.0 |
| 純資産 | 621.6 | 614.1 | 656.6 | 675.2 | 728.2 |
| 自己資本比率 | 70.4% | 62.7% | 63.2% | 66.4% | 66.8% |
▼ PL(損益計算書)
| 項目 | 2022/3期 | 2023/3期 | 2024/3期 | 2025/3期 | 2026/3期 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 1,933.9 | 2,434.8 | 2,342.3 | 2,098.4 | 2,118.1 |
| 売上原価 | 1,796.9 | 2,303.2 | 2,174.8 | 1,912.5 | 1,900.5 |
| 売上総利益 | 137.0 | 131.6 | 167.4 | 185.9 | 217.7 |
| 営業利益 | 41.4 | 16.7 | 39.3 | 42.8 | 65.8 |
| 親会社帰属純利益 | 32.1 | 8.3 | 33.3 | 35.0 | 55.5 |
▼ CF(キャッシュ・フロー計算書)
| 項目 | 2022/3期 | 2023/3期 | 2024/3期 | 2025/3期 | 2026/3期 |
|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | ▲24.7 | ▲64.8 | 103.7 | 119.9 | 71.9 |
| 投資CF | 4.7 | ▲35.6 | ▲45.7 | ▲38.3 | ▲36.3 |
| 財務CF | ▲50.3 | 72.4 | ▲47.6 | 7.7 | ▲36.7 |
| フリーCF | ▲20.0 | ▲100.4 | 58.0 | 81.6 | 35.6 |
| 現金増減 | ▲70.0 | ▲27.9 | 10.5 | 89.4 | ▲1.1 |
(連結・日本基準、単位は億円。自己資本比率は会社開示の値。現金増減は現金及び現金同等物の増減額で、為替換算差額を含む。2022/3期の投資CFのプラスは、みらい飼料への3工場の事業譲渡による収入28.01億円を含む)
6. 指標まとめ: 稼ぐ力と還元の現在地
やよい | 自信あり
ここまでを、ざっくりまとめよう。
ようか、最後にまとめるのじゃ。
ようか | 自信あり
売上はほとんど同じでも、粗利率が上がって営業利益は5期でいちばん!
ネットキャッシュもマイナスからプラスに戻ってきた!
でも現金の出入りは原料の値段しだいで大きく動くから、そこは要注意だな。
配当も自社株の取得も増えてるし、志布志工場への投資がどう効いてくるか見ていきたい!
ゆり | 微笑み
さらに分析したい人向けのデータは、下を開いて見てください。
分析用データを見る
指標まとめ(2026年3月期)
やよい: 単純な数値では測れぬが、バリュエーション指標としてはPERやEBITDAやROICあたりを、財務健全性は流動比率やEBITDA/利息あたりを、株主還元余地は現金比率やネットキャッシュ比率を指標として見るとよいぞ。
| 指標 | 算出値 | 見方 |
|---|---|---|
| PER | 11.26倍 | 時価総額625.05億円 ÷ 親会社株主に帰属する当期純利益55.51億円。有報記載の期末株価ベースは9.21倍 |
| 現金比率 | 47.30% | 現金及び預金118.31億円 ÷ 流動負債250.12億円 |
| 流動比率 | 271.8% | 流動資産679.77億円 ÷ 流動負債250.12億円。5期では230.4%〜283.2% |
| ネットキャッシュ | 23.92億円 | 現金及び預金118.31億円 − 有利子負債(借入金・リース負債)94.39億円 |
| ネットキャッシュ比率 | 3.83% | ネットキャッシュ23.92億円 ÷ 時価総額625.05億円(参考株価2,058円ベース) |
| EBITDA | 96.16億円 | 営業利益65.84億円 + 減価償却費30.32億円。5期で最大 |
| EBITDA/自己資本 | 13.22% | EBITDA96.16億円 ÷ 自己資本727.24億円 |
| EBITDA/利息 | 165.8倍 | EBITDA96.16億円 ÷ 支払利息0.58億円。利払い負担は小さい |
| ROIC | 5.79% | 営業利益×0.7 ÷(自己資本727.24億円 + 短期借入金15.00億円 + 長期借入金53.48億円)。5期では1.63%(2023/3期)が最小 |
5年データ
| 項目(億円) | 2022/3期 | 2023/3期 | 2024/3期 | 2025/3期 | 2026/3期 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 1,933.92 | 2,434.76 | 2,342.27 | 2,098.37 | 2,118.14 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 32.11 | 8.27 | 33.27 | 35.03 | 55.51 |
| フリーCF | ▲19.98 | ▲100.40 | 58.03 | 81.62 | 35.61 |
| 利益剰余金 | 519.71 | 517.91 | 541.13 | 561.97 | 600.77 |
| 有利子負債 | 41.18 | 123.69 | 76.29 | 98.80 | 94.39 |
| ROE(会社開示) | 5.3% | 1.3% | 5.3% | 5.3% | 7.9% |
リスク
ようか: 有報からの抜粋だぜ!
- 政治・地政学的な情勢変化: 飼料事業が売上高の90%以上。農業政策の変更、CPTPPの加盟国拡大やFTAの発効に加え、中東情勢の緊迫化による原油価格の変動やサプライチェーンの混乱で、エネルギーコストが増える懸念。当期に先頭の項目になった。
- 家畜家禽・魚類の疾病: 鳥インフルエンザや豚熱などで飼育数が減ると、飼料の販売量が減る。取引先の経営悪化による債権回収の問題も起こり得る。
- 人口動態の変化と人材確保: 国内の人口減少による飼料需要の減少と、人材を確保できないことによる競争力の低下。
- 環境関連対応: 炭素税の導入など規制の強化や、取組みが不十分と評価された場合の評判の悪化。2030年までに温室効果ガスを2020年度比30%削減する目標を掲げる。
- 原料価格の変動: 原料の90%以上を輸入に依存。急な相場変動を販売価格へ転嫁できないと利益率が悪化する。配合飼料価格安定基金の負担金の増減も業績に影響する。
- 大規模な自然災害・異常気象: 工場の稼働停止や、穀物の減産による原料高騰、基金負担金の増加。
株主還元
ゆり: 株主還元だけを見ての投資はダメですが、長期で買う前提の場合は現在値を知っておきましょう。
| 項目 | 数値 | 補足 |
|---|---|---|
| 発行済株式総数 | 30,371,908株 | 5期を通じて同数。消却は無し |
| 自己株式数 | 1,675,635株 | 自己保有割合5.52%。前期末800,942株から、自己株式の取得で増加 |
| 1株当たり年間配当 | 65円 | 中間30円 + 期末35円。期末配当は2026年6月25日開催予定の定時株主総会の決議事項 |
| 配当利回り | 3.16% | 参考株価2,058円ベース |
| 配当の推移 | 32→34→40→52→65円 | 2022/3期から2026/3期まで毎期増配 |
| 配当性向(連結・計算値) | 33.8% | 配当総額18.77億円 ÷ 純利益55.51億円。会社開示の単体配当性向は38.4% |
| 配当方針 | DOE3%以上 | DOEを段階的に引き上げ3%以上を目指す。配当総額 ÷ 期末自己資本の簡易計算は2.58% |
| 配当総額(決議ベース) | 18.77億円 | 中間8.73億円 + 期末10.04億円。CF上の配当金の支払額16.69億円とは支払時期のずれで一致しない |
| 自己株式の取得 | 14.99億円 | 2025年5月7日の取締役会決議(上限115万株・15億円)で885,600株を取得 |
| 総還元性向 | 60.8% | (配当総額18.77億円 + 自己株式取得14.99億円)÷ 純利益55.51億円 |
| ストック型収益との関係 | 該当なし | 飼料の都度販売が中心。参考として配当総額は売上高の約0.89% |
| 大株主 | 上位10者で39.13% | 日本マスタートラスト信託銀行(信託口)11.13%、日本生命保険5.18%、日本カストディ銀行(信託口)4.06%、豊田通商3.29%、日本ハム3.29%など |
| 株主総利回り(5年) | 137.8% | 会社開示。同じ期間の配当込みTOPIXは202.2% |
7. 補足: データの読み方と注意点
参考株価は本記事を作成した時点の値(2,058円、2026-09-19時点)を使用しています。時価総額・PER・配当利回り・注目ポイントと指標まとめのネットキャッシュ比率は、この株価を前提とした参考値で、自己株式は控除していません。有価証券報告書に記載された当期の株価収益率は9.21倍(期末株価ベース)です。
5年推移表とグラフ、および前期比較の表のネットキャッシュ比率は、各期の有価証券報告書の提出日終値と、当時の提出日現在の発行済株式総数から算出した各期の時価総額に基づく参考値です(2022/3期: 1,042円×30,371,908株=316.48億円、2023/3期: 1,069円×30,371,908株=324.68億円、2024/3期: 1,633円×30,371,908株=495.97億円、2025/3期: 1,536円×30,371,908株=466.51億円、2026/3期: 1,824円×30,371,908株=553.98億円)。当期の注目ポイントと指標まとめのネットキャッシュ比率(3.83%)は記事作成時点の参考株価で算出しており、算出基準が異なるため、5年推移表の当期の値(4.3%)とは一致しません。
財務数値は連結・日本基準です。ネットキャッシュは現金及び預金から有利子負債(短期借入金、1年内返済予定の長期借入金、長期借入金、リース債務・リース負債)を差し引いた値です。有価証券は抽出した財務データに該当科目の行が無いため0円として扱い、投資有価証券(当期末106.20億円)は含めていません。表示している金額は端数処理後の値のため、表の数値同士の足し引きと0.01億円程度ずれることがあります。
有価証券報告書の「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」とセグメント情報は、今回の整理では参照できていません。そのため、売上総利益率が上がった理由やセグメント別の売上・利益は実額で追い切れず、本記事では断定していません。
2023/3期の売上増を原料高の価格転嫁とみる整理、2025/3期の減収とみらい飼料の連結除外の関係、当期の営業CF減少を売上債権・棚卸資産の回収の一巡とみる整理、5期の還元のうちフリーCFを上回った分を借入でまかなったとみる整理は、損益計算書・キャッシュ・フロー計算書の明細や有価証券報告書の記述から推し量った推定を含みます。グループ全体と単体の売上高の差には、グループ内取引の相殺の影響も含まれます。
2024年1月にみらい飼料が連結子会社から持分法適用関連会社に変わったため、2024/3期以前と2025/3期以降では連結の範囲が異なります。
自己株式の取得額は、各期の有価証券報告書に記載された取得実績(2022/3期2.84億円、2023/3期2.25億円、2026/3期14.99億円)を使っています。2022/3期と2023/3期は、キャッシュ・フロー計算書の自己株式の取得による支出と一致しません。配当性向(連結)と簡易DOEは計算値で、会社開示の単体配当性向やDOEの実績値とは異なる場合があります。ROICの投下資本には1年内返済予定の長期借入金とリース負債を含めていません。
財務諸表は EDINET のデータから自動取得しているため、正確性に欠ける可能性があります。
本記事は EDINET 提出の有価証券報告書(第79期、2026年6月22日提出)をもとに作成した情報整理記事です。 特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。 投資判断はご自身の責任でお願いします。